【介護職向け】高齢者の転倒対応|救急車・受診の目安を看護師が解説

この記事でわかること

  • 高齢者が転倒したときの初期対応は?
  • その場から動かさない方がいい?
  • 救急車を呼ぶ判断基準は?

高齢者が転倒したら、どのように対応していいか、不安を感じる介護士さんは多いでしょう。

間違った対応で、利用者さんを危険な目にさらすかもしれないと考えると、怖くなりますよね。

看護師Webライターレナ
レナ

そこで今回は、療養病院で勤務する看護師歴9年目の私が、高齢者が転倒したときの対応を解説していきます。

この記事を読めば、高齢者が転倒しても、焦らず適切な対応ができるようになるでしょう。

また、本記事の内容をまとめた、以下の「高齢者の転倒時のフローチャート」があれば、いざという時に素早く対応でますよ。

スマホに保存してご活用ください

ぜひ最後まで読み、高齢者の転倒時にお役立てくださいね。

高齢者が転倒!最初にやるべき3ステップ

  1. 声をかけて反応をみる
  2. 外傷・出血がないかを確認する
  3. バイタルサインを測定する

  見た目ではわからない体の異常

①声をけけて反応をみる

②外傷・出血がないかを確認する

③バイタルサインを測定する

高齢者が転倒して「救急車」を呼ぶべき場合

脳外科的なリスク

  • 肩を叩いても意識がない
  • 激しく嘔吐している
  • けいれんしている
  • 手足に力が入らない
  • 呂律が回っていない

循環器的なリスク

  • 大量に出血している

整形外科的なリスク

  • 自力で歩けない
  • 明らかに変形している

高齢者が転倒して「病院」を受診すべき場合

  • 腫れ・痛み・熱感がある
  • 足の感覚が鈍い・痺れがある
  • 深めに切れて血が止まらない
  • 症状はないけど頭を打っている

高齢者が転倒して「経過観察」が必要な場合

  • 頭を打っていない
  • 明らかな外傷や変形がない
  • 腫れや熱感がなく痛みも弱い
  • 足の感覚があり痺れていない

遅れて症状が出ることもある。

2〜3日は注意して観察する。

高齢者の転倒で救急車を呼ぶか迷ったら#7119

高齢者が転倒したら「何科」を受診すればいいの?

頭を打った→脳外科

手・足・背中をぶつけた→整形外科

どこをぶつけたかわからない→総合診療科or救急

高齢者の転倒で引き起こされるケガ・病気

  • 脳出血
  • 硬膜下血腫
  • 脊椎圧迫骨折
  • 大腿骨骨折
  • 橈骨骨折

脳出血

硬膜下血腫

脊椎圧迫骨折

大腿骨骨折

橈骨骨折

高齢者の転倒に関するよくあるQ&A

  • 転倒した高齢者はその場から動かさない方がいい?
  • 痛がってなくても受診した方がいい?
  • 内出血みたいに皮膚が変色しているけど大丈夫?

高齢者の転倒は冷静に対応しよう