という看護師さんの疑問に応えます。
✅本記事の内容

という私は、これまで6つの病棟で勤務し、2交代・ 3交代のどちらも経験しています。
本記事を読めば、2交代・3交代の違いがわかり、どちらが自分に向いているのか判断できるでしょう。
一般的に語られていることを解説するつもりはありません。
現役ナースだからこそわかる、2交代・3交代の「リアル」をお伝えしているので、ぜひ職場選びの参考にしてくださいね。

2交代は「日勤・夜勤」のシフト
2交代のシフトは「日勤」と「夜勤」の2パターンで構成されます。
1日24時間のうち、日勤8時間、夜勤16時間で分けられることが多いです。
【勤務時間の例】
日勤:8時30分〜17時30分
夜勤:17時00分〜9時00分
2交代の最大の特徴は、夜勤が長いことです。
1回の勤務時間が8時間だとすると、夜勤は2回分働くことになります。
実際のシフトはこのような感じです。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日勤 | 日勤 | 夜勤 | 明け | 休み | 休み | 日勤 |
2交代の場合、夜勤明けの翌日は基本的に休みです。
勤務時間が長い分、しっかり休息が確保されます。
ただ、夜勤専従の場合は、夜勤明けの翌日も勤務になるのがわりと普通です。
3交代は「日勤・準夜・深夜」のシフト
3交代のシフトは「日勤」「準夜」「深夜」の3パターンです。
1日24時間を8時間ずつ3分割した勤務形態になります。
【勤務時間の例】
日勤:8時30分〜17時30分
準夜:16時30分〜1時30分
深夜:1時00分〜9時00分
2交代よりも夜勤が短いので、眠気や疲れに左右されず、仕事に集中しやすいのが特徴です。
実際のシフト例はこちら。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 休み | 深夜 | 深夜 | 日勤 | 準夜 | 準夜 | 休み |
1回の勤務時間が短くなる分、出勤回数は増えます。
また、2交代と違って夜勤明けの翌日が休みとは限りません。
勤務パターンは2交替よりも複雑で、頻繁に看護師が交代します。
2交代の看護師のメリット
2交代の看護師のメリットは、以下の3つです。
主にプライベートの時間確保の面で、メリットを感じやすいでしょう。
では、順番に解説していきます。
①しっかり休める
2交代の最大のメリットは、しっかり休めることです。
2交代の場合、夜勤明けの翌日は基本的に休みになります。
そのため、次の勤務まで疲れを引きずることがありません。

夜勤明けは夕方まで爆睡するもよし、友だちと出かけるもよし、自由に過ごせます。
心身ともにフレッシュする時間を確保できるので、調子を整えやすいです。
②予定を立てやすい
プライベートの予定を立てやすいのも、2交代のメリットのひとつです。
なぜなら、2交代は3交代よりも勤務パターンがシンプルで、連休もとりやすいからです。

夜勤明けを合わせれば、長期連休をとったかのようになることもあります。
友達や家族との時間、旅行、推し活など、プライベートを充実させたい方は、2交代が向いているかもしれません。
③生活リズムを整えやすい
2交代は3交代よりも生活リズムを整えやすいです。
3交代ほど勤務が不規則ではないので、生活リズムも乱れません。

夜勤で一時的に昼夜逆転しても、夜勤後は必ず休みなので、そこでリズムを戻せます。
生活リズムが乱れると体調を崩しやすい方は、2交代がいいかもしれません。
2交代の看護師のデメリット
2交代で働く看護師のデメリットは、以下の2つです。
2交代の場合、主に夜勤の面でデメリットがありますね。
では、順番にみていきましょう。
①夜勤が長くて疲れる
2交代は夜勤が16時間と長いです。
そのため、疲労や眠気が強く、仕事に集中できないこともあります。

朝はもう頭が働いてないので、薬を間違えないように必死です。
また、お局との夜勤はさらに厳しく、長い夜を二人きりで過ごさなければいけません。
どうしても無理な場合は勤務を調整してもらうこともできますが、なんとか上手く付き合う方法を考える必要があるでしょう。
②仮眠できないこともある
2交代の夜勤では、だいたいの病院で2時間前後の仮眠が設定されています。
ですが、必ずしも仮眠をとれるとは限りません。
入院・急変・オペ後・看取り・せん妄などの対応が重なると、16時間動きっぱなしで朝を迎えることもあります。

「今日は落ち着いてるね」とか言ってると、救急車がきたりするんですよね。
とくに変わりなければ、基本的にはちゃんと仮眠できます。
ただ、時々ありえないくらい忙しい夜もあるので、覚えておくと良いでしょう。
3交代の看護師のメリット
次に、3交代で働く看護師のメリットは以下の3つです。
3交代は1回の勤務時間が短いので、時間を細切れに利用できるのがメリットです。
では、それぞれ順番に解説していきます。
①夜勤が短い
3交代は24時間を3分割して勤務を組んでいるので、日勤も夜勤も同じく8時間です。
よって、2交代の16時間夜勤と比べると、勤務時間は半分になります。
心身への負担が軽いのはもちろん、仕事の集中力も維持しやすいです。

私は今2交代ですが、3交代に戻ったら、夜勤がめっちゃ楽に感じるだろうなと思います。
忙しいときは残業して長引くこともありますが、ほどほどの疲れで退勤できるのはメリットです。
②こまめに休める
3交代は2交代よりシフトが細切れなので、こまめに休息を挟みながら働けます。
そのため、体力的に長時間働くのがキツい看護師さんは、3交代があっているかもしれません。
私が3交代をしていたときは、次のようなちょっとした休息が好きでした。
・準夜終わりの深夜のラーメン
→退勤して先輩と山岡家に直行
・準夜終わりの深夜の映画
→朝6時まで家で映画→昼まで爆睡
・深夜明けの朝風呂
→退勤して同期と温泉でふやける
こんな感じで、夜勤前後を利用して休んだりストレス発散させたりしていました。
これは3交代だからこそできる楽しみ方といえますね。
③早朝の時間を確保できる
3交代で「日勤・準夜」だけの働き方をすれば、夜勤があっても朝に家で過ごせます。
なので、朝の子供のお弁当作りや送迎がある子育て中の看護師さんは、3交代が向いているかもしれません。

一応、日勤のみで働く選択肢もありますが、それだと夜勤手当がもらえないですからね。
「日勤・準夜」だけのシフトでも可能か相談は必要ですが、夜勤と子育てを両立したい看護師さんにとっては、大きなメリットになるでしょう。
3交代の看護師のデメリット
3交代で働く看護師のデメリットは、以下の4つです。
では、順番にみていきましょう。
①通勤回数が多い
3交代は2交代より通勤回数が多くなりやすいです。
結果、このようなデメリットが生じます。
- シンプルに通勤が面倒くさい
- 通勤時間がもったいない
- 交通費がかかる

3交代のときは、つねに家と病院を往復している感覚でしたね。
正直、気持ち的には出勤前の準備をしているときが、一番しんどくないですか?
なので、何度も通勤するのが嫌な看護師さんは、3交代は合わないかもしれません。
②休日を自由に使えない
実は、3交代の休日は休日じゃありません。
なぜなら、夜勤前の仮眠や、明けの睡眠でつぶれることが多いからです。
休日がつぶれる具体的な勤務パターンは、以下の2つです。
- 休み→深夜:休日だけど、夜勤に備えて仮眠をとる必要がある。
- 準夜→休み:実質「明け」なのに休日としてカウントされる。
2交代なら「明け」と「休日」は明確に分けられています。
その点、3交代では準夜明けが休日として扱われるため、自由時間が少ないと感じるかもしれません。
実際は日付をまたいで働いているのに「休み」としてカウントされる理不尽さが、個人的には嫌いです。
準夜で残業をしたときなんて、帰宅が朝5時近くになることもあるのに。

これはもう2交代の夜勤を同じようなものですよね。
③夜中の通勤が発生する
3交代で夜勤をすると、夜中に通勤しなければいけません。
なぜなら、準夜と深夜の交代が夜中の1時前後だからです。
そのため、交通機関で通勤している看護師さんは、夜中にバスや電車がなくて困るかもしれません。

そもそも、暗い時間に出歩きたくないですしね。
病院によってはタクシーチケットをもらえることもあります。
3交代をする際は、病院に確認してみると良いでしょう。
④生活リズムが乱れやすい
3交代は2交代よりシフトが複雑なので、生活リズムが乱れやすいです。
2交代なら、夜勤明けの翌日は基本的に休みなので、そこで調子を整えられます。
ですが、3交代の場合は夜勤が連続したり、明けの翌日も勤務になることがあるので、負担が大きいと言えるでしょう。

私が3交代をしていたときは「深夜→日勤」がつらかったです。明けで帰宅しても、次の日の朝にはまた出勤。寝るタイミングがわからなくなります。
生活リズムが乱れると体調を崩しやすい看護師さんは、3交代だとしんどいかもしれません。
2交代に向いてる看護師の特徴
ここまでの話を踏まえ、2交代に向いている看護師の特徴をみていきましょう。
以下のチェックリストに当てはまる看護師さんは、2交代に向いているかもしれません。
2交代を一言で表すと「しっかり働いて、しっかり休む」というイメージです。
そのため、ワークライフバランスを重視している看護師さんは、2交代が向いていると思います。
ただ、夜勤が16時間と長いので、ある程度の体力や精神力が必要になるでしょう。
3交代に向いてる看護師の特徴
以下のチェックリストに当てはまる看護師さんは、3交代に向いているかもしれません。
3交代を一言で表すと「ちょこちょこ働いて、ちょこちょこ休む」というイメージです。
無理なく夜勤を続けながら、こまめに休息を入れたい看護師さんは、3交代がいいかもしれません。
ただ、予定を入れにくかったり、生活リズムが乱れて体調を崩したりする可能性があります。
そのため、3交代を続けるには、自分なりに工夫して生活することが大切です。
2交代・3交代を両方経験した結論【私は2交代派です】
これまで2交代・3交代のどちらも経験してきましたが、私は圧倒的に2交代派です。
なぜなら、2交代のほうがプライベートを充実させやすいから。
私には、「生活のための仕事であって、仕事のための生活ではない」という考え方があります。
その点、3交代だと仕事に振り回されて生活しているような感覚になってしまいます。

不規則な勤務に合わせ、何度も家と病院を往復する毎日。
これでは気軽に予定も入れられません。
2交代は夜勤が長くて疲れるかもしれませんが、仕事と休日がハッキリ分けられています。
そのため、仕事を頑張りつつ、プライベートも大切にすることが可能です。
私のように、プライベートを大切にしたい気持ちが強い方は、2交代のほうが好きかもしれません。
よかったら、一意見として参考にしてくださいね。
看護師の2交代・3交代に関するQ&A
ここからは、看護師の2交代・3交代に関する疑問に回答していきます。
気になるQ &Aがあったら、ぜひチェックしてみてください。
2交代と3交代はどっちが多い?
日本看護協会の「病院看護実態調査」によると、2交代の病院が約8割と多いです。
| 勤務パターン | 割合 |
|---|---|
| 3交代 | 16.6% |
| 2交代 | 80.3% |
| その他 | 3.2% |
転職先を探すときは、2交代の病院から選んだほうが、選択肢を広げられるでしょう。
2交代と3交代はどっちがキツい?
ひとことでどっちがキツいとは言えません。
それぞれ「キツいの種類」が違うからです。
ざっくりいうと、夜勤が長くてキツいのが2交代、変則的な勤務に振り回されてキツいのが3交代、という感じです。
どっちがキツいかは、正直人によりますね。
2交代と3交代で給料に差はある?
結論、2交代と3交代でお給料の差はほとんどありません。
違いがあるといえば夜勤手当ですが、夜勤1回あたりの平均的な手当は以下の表のようになっています。
| 2交代の夜勤手当 | 11,470円/回 |
| 3交代の準夜手当 | 4,300円/回 |
| 3交代の深夜手当 | 5,211円/回 |
1回あたりの夜勤手当でいうと、2交代のほうが高いかもしれません。
ですが、1ヶ月で考えると、結局もらえる金額は同じくらいになることが多いです。
なぜなら、3交代は1回の夜勤の勤務時間が短い分、夜勤の回数は倍になるからです。

2交代なら夜勤は月5回前後が多いと思いますが、3交代なら準深合わせて10回くらい夜勤が入ります。
なので、2交代と3交代では、お給料に大きな差はないと考えて良いでしょう。
2交代・3交代の違いを理解して自分に合った働き方を選ぼう
本記事では、看護師の2交代・3交代はどちらがいいのか?について解説してきました。
それぞれ向いている人の特徴をおさらいすると、以下のとおりです。
2交代に向いている人の特徴
3交代に向いている人の特徴
2交代・3交代にはそれぞれ違ったメリット・デメリットがあります。
そのため、2交代と3交代の違いを理解して、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。
「しっかり働いて、しっかり休む」のが好きな看護師さんは2交代を。
「ちょこちょこ働いて、ちょこちょこ休む」のが好きな看護師さんは3交代を。
それでは、応援しています。









看護師は2交代と3交代どっちがいいんだろう?自分に合った働き方を選びたいな。